靴べらまでもおしゃれに!「角」の靴べらを紹介

「nendo shoe-horn」

出典:http://www.nendo.jp/jp/works/shoe-horn/?release

新しいカタチのデザイン

nendoさんから新しい形の靴べらの提案。円錐の上部を持ち上げると、すぱっと斜めに割れて現れる靴べら。

今までの靴べらと言えばプラスチックなどで出来た、一体成型の平たいプレートのようなイメージ。

この靴べらは一本の木材から削り出すことで作られ、「台座」と「靴べら」の木目は限りなく揃わせることが可能となった。

そのため、非常に美しい仕上がりとなっている。

動物の角(=horn)を削って作っていたことが「shoehorn(=靴べら)」の語源であるとされ、そこから連想し、まるで一本の角のようになったデザインが考え出された。

靴べらにも居場所を。

従来の靴べらを思い返して欲しい。

靴箱の側面にフックを取り付けてそれにかけているなどといったイメージではなかろうか。

もしくは靴べらとはデザインが完全に分別された簡易的な置き場に刺すイメージである。

「shoe-horn」ではそれらの常識を一新し、違ったカタチでの提案を行っている。

「台座」と「靴べら」が合わせて一つになり完成するデザインとしたのだ。

これにより従来居場所のなかった靴べらに「住所」を与え、一体化されたデザインは玄関との新しい調和を生み出すことに成功した。

些細なものにさえこだわりを。そんな熱い気持ちがこの製品を通して伝わって来る。

新しい使い方の提案

この製品は片手で手軽に取り外せるように、台座には重りが内蔵されている。

また、台座と靴べらの接合にはネオジウム磁石が使用されている。そのため、近づけるだけで簡単に台座に収めることを可能としている。

これは今までの「フックにかける」、「台座に刺す」などといった手先の不自由な高齢者に難しい動作を排除した画期的な新しい使い方である。

靴べらを利用する年齢層を考えるとやはり高齢者が多く、このデザインは非常にありがたいものとなるにちがいない。

 

世の中にはまだまだデザインの手が介入しきれていないモノが溢れかえっている。

そういった事象にどれだけ気がつくことができるのかが今後デザイナーといて生き抜くために必要となってくるスキルなのではないだろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です